脚本第5稿(ぼつねた)

  『 ココロオドル 』


今のところぼつになってしまいましたが・・・折角なので。

下地はこのままで行くのか、物語を0からするのか悩み中です。


以下クラファンサイトになります

https://camp-fire.jp/mypage/projects/689752

                                                                       ホシノカオリ

(登場人物)

5月 大学を卒業、就職して1ヶ月経ったある時


・シロ(23)・・・一般企業に勤めているOL。本作主人公。女。

人が傷つかないように、言いたいことを我慢しているように見える。ちょっとめんどくさがり屋で、若干人とずれている考え方。ハナのことはヨルより好き。

((ホンネを見えてる設定orみえない設定悩み中))

・ハナ(23)・・・一般企業に勤めているOL。シロの高校生からの友人

明るくて誰からも好かれる。お節介を焼きたがり。

・ヨル(25)・・・フリーター。シロの恋人であり、シロとハナの高校生からの友人。

寂しがり屋で、プライドが高い。自由人。友達にも手を出す彼はクズ。自分勝手

・ホンネ(?)・・・シロの本音が実体化したもの。シロの心(形は人間として見える。)

このキャラ考えたけどカット数が多くなる可能性高くて現在はこの物語中には出てきません。


エキストラ↓

・居酒屋スタッフ (複数人)

・居酒屋周り (複数人)

・ケーキの店員さん (一人)

・宅配の人(一人)


○居酒屋 店内(夜)

   昭和レトロで誰でもが気楽に入れる居酒屋。店内はこぢんまりとしており、とても軽快で明るい曲が店内に流れている。

   居酒屋には沢山の客で溢れ、ガヤガヤしている

   ハナ(23)とシロ(23)はテーブル席に対面で座っている。

   二人のテーブルの前には頼んだおつまみと、飲み物が並んでいる。

   シロ、ハナ談笑している。

シロ「いつも店決めてくれてありがと」

ハナ「好きでやってるから気にしないで!」

ハナ「あ、ちょっとトイレ」

   シロ、携帯の通知を確認する。

   LINEの背景はハナ、シロ、ヨルが3人で制服姿で笑ってる写真

   ヨル(25)からLINEが届いている

ヨル(最近どう?)

ヨル(やっぱOLって忙しいの?)

ヨル(最近会えてないから寂しいんだけど!)

ヨル(好きだよ!!)

ヨル(スタンプ)

   シロ、返事を返す

シロ(また連絡する) 

シロ(スタンプ)

   ハナ、トイレから戻ってくる

ハナ「そういえばさ・・最近ヨルに会ったんだけど雰囲気変わりすぎじゃない?」

ハナ「見た目じゃなくてさ・・・なんて言えばいいかな」

   ハナ、考える仕草

   シロ、うーんと考える仕草。

シロ「最近会ってないから・・・わかんない」

ハナ「え?そうなの。」

ハナ「・・・実はさ、最近ヨルから相談受けてて」

ハナ「シロが最近遊んでくれないって、嘆いてたよ」

   ハナ、あっという顔でシロの顔を申し訳なさそうな顔で見る。

ハナ「まあでも忙しそうだもんね。シロ」

   シロ、首を横にふる

   ハナはまた話題を変えてシロと談笑しあう

   シロ飲み物を白シャツにこぼしてしまう

○公園 (朝)

   大きい公園で遊具を背景にハナとヨルは並んで歩いている

   ヨル携帯を耳に当てている

ヨル「今から家に行っていい?」 

ヨル「今日休みなんでしょ?」

ヨル「(笑いながら)え?今日は予定あるから無理?今電話出たってことは今は空いてるわけじゃん」

ヨル「じゃあ、今から行くわ!」

   ヨル、一方的に電話を切る。

   ヨル、ハナと楽しそうに話す。

○ケーキ屋 店内(朝)

   昔ながらのケーキ屋さんで、アットホームな空間

   シロは黄色の服を着ている

 シロ「予約していたケーキを取りに来ました」

 店員「少しお待ちください」

   店員ケーキを取り出す

  (HANA HAPPY BIRTH DAY)と書かれたチョコプレートと2号サイズのショートのホールケーキが出てくる

 店員「こちらでお間違えないですか?」

 シロ「はい!ありがとうございます」

   シロ、電話がなる

   シロ、ケーキをもらい急いでヨルからの電話に出る

  

○シロの家 アパート玄関前(昼)

   白を基調としたアパート。

   外側は綺麗な見た目だが、カメラもないチャイムだけがドアの横に設置されている。

   ヨルの隣にはハナが嬉しそうな顔で並んでいる。 

   ヨル、チャイムを鳴らす

 ヨル「来ちゃった。開けて〜」

   ドアが開く

 

○シロの家 アパート玄関 (昼)

   玄関前、何も置いてない殺風景な空間。

   ヨルが片手に紙袋を持って玄関に入ってくる

   ハナ、ドア横から急に現れる。

   シロ、不思議な顔でヨルとハナを見る。

   シロの横におり不思議な顔でヨルとハナを見る

シロ「え?」

   ヨル、笑いながら

ヨル「まあまあ気にしない気にしない」

ハナ「急でごめんね!お邪魔しまーす」

   ハナ、部屋の中に入っていく。

   ヨル、紙袋をシロに渡す。

   シロ怪訝そうな顔で尋ねる

シロ「何これ?」

   ヨル、シロに耳打ちする。

ヨル「ハナにサプライズしようと思って」

○シロの家 アパートの一室 (昼)

   ヨルとハナとシロはテーブルを囲んで座っている。

   机の上にはお皿とフォークが3人前綺麗にヨルが並べている

   シロはその間に紙箱を開ける。

シロ「・・・!」

   中にはチョコレートのホールケーキが入っており、チョコプレートにHANA HAPPY BIRTH DAYと書かれている。

   シロ、びっくりした顔になる。

   ハナ不思議そうな顔してシロを見て箱の中身を見る。

ハナ「え?」

ヨル「おめでとう!」

   クラッカーを勢いよく鳴らすヨル

ヨル「どうせならびっくりさせたいと思って・・・」

   ハナとシロはお互い顔を見合わせる。

ハナ「え・・・じゃあ、シロも知ってたの?」

   シロは首を横にふる。

ヨル「俺が勝手に・・・まあまあ、そんなのはいいじゃん!食べよ食べよ」

   ヨル笑いながらホールケーキを3人分取り分ける。

○シロの家 アパートの一室 (夕)

   ヨル、ハナ二人が喋っている

   机の上のケーキはシロの分だけ多く残っている。

   ハナとヨルのお皿にはケーキがすでに食べられた形跡がある。

   シロお皿の上の残ったチョコケーキを見て困った顔をする。

   ヨルはハナとの会話を止め、シロの顔を見て

ヨル「何?どうした?なんで食べないの?」

シロ「・・・。」

   シロ、ヨルに対して首を横にふる

   ヨル、小さくため息

ヨル「(イライラしながら)嫌なら嫌ってはっきり言えよ。」

シロ「・・・違う。」

   3人とも静かになる。

   ヨル、一呼吸置いてシロに向かって笑顔で

ヨル「あーあ。折角のバースデー台無しじゃん。・・・もういいわ」

   ヨル、ハナの元へ近づき隣に立つ。

   ハナ、びっくりした眼差しでヨルとシロを見る

   シロの方を向いて真面目な顔で

ヨル「お前さ・・・」

ヨル「この際だから言うけど、何考えてんの?、いつ連絡してもそっけないし、会いにきたのにつまんなそうだし・・・」

ヨル「何で俺と付き合ってんの?」

   シロ下を向く

シロ「・・・何でだろ。」

   ヨル、ハナを見て

ヨル「ハナは昔から変わんないよ。優しいし俺の相談にも乗ってくれる」

   ヨル、シロを見て

ヨル「お前ほんと変わっちまったな。・・・なんかしょうがなく付き合ってるって感じ」

ヨル「・・・本当は俺さ」

   ヨル、ハナの方を向く

   ハナ、ヨルと目を合わせようとせず下を向く。

ハナ「シロ、ごめん・・・私、もう」

   シロ、ハナの言葉を遮るように

シロ「(悲しげに)そうだったんだね」

   ヨル、シロが謝るのと同時にハナの腕をとり

ヨル「もういいわ・・・いこ?」

   シロ、俯いたまま。

   ハナ、手を振り払う

ハナ「(小さい声で)ふざけんな。」

   シロは俯いてたが、お化けを見たみたいにびっくりする。

   ホンネ、ベッドに顔を埋める

   ヨルは間の抜けた顔でハナを見る

ハナ「人の話は最後まで聞いてよ。」

ハナ「私もう、我慢できないって言おうとしてたし」

ハナ「シロのことで相談って最初は話聞いてたけど、寂しいとか会いたいとか急に言い出して・・・」

ハナ「なんか・・・勘違いしてるようだけど・・・」

   ハナ、ヨルを睨む

ハナ「相談乗ってあげただけでしょ」

   ハナ、シロの方を見て申し訳なさそうに

ハナ「シロ、急にこんなこと言ってごめん。」

   シロ、首を横にふる

   シロ、ヨルを見て

シロ「ごめん、ヨル。」

シロ「なんか、長く一緒にいすぎてわかんなくなっちゃった」

   ヨル、シロを睨む

ヨル「何だよ。今更。嫌なら嫌って早く言えよ」

シロ「嫌いとか・・・好きじゃなくて」

   シロ、ヨルに悪気がなさそうに照れながら答える

シロ「もう、何とも思わないんだよね」 

   ヨル、ハナ一瞬びっくりした顔でシロを見る。

   ヨル、真顔に戻り

ヨル「もういいわ」

   ヨル、部屋から静かに退出する

   シロ、ヨルを見つめる 

○シロの家アパート玄関(夕)

   ヨル、携帯をいじりながらドアを開ける

   ドアを開けながら、電話をかける

   ヨル、明るいテンションで

 ヨル「もしもーし、今暇〜?」

   ドアが閉まる 

○シロの家アパートの一室 (夜)

   ハナが頬杖をつきながら、机の前の椅子に座っている

   シロ、冷蔵庫を開ける。

   シロ、ケーキを取り出し

   ハナに向かってケーキを見せる 

シロ「・・・ハッピーバースデー」

   シロ、チョコプレートがのった真っ白なケーキを机の上にのせる。

シロ「(悲しげに)本当は私が先に祝う予定だったのに・・・」

シロ「なんかごめんね」

ハナ「え?いやいや!・・・ありがとう嬉しいよ」

   ハナびっくりしながらも、笑顔でお礼を言う。

シロ「なんか最初疑っちゃったし・・・」

ハナ「いや、こっちこそごめん。仮にも彼氏に向かって」

   シロ、食い気味に

シロ「いや、もう会うことないし、今日で終わり」

ハナ「んーならいっか。」

   ハナとシロ顔を見合わせて笑う

   シロ、飲み物を宅配で頼んでたことを思い出す

   チャイムが鳴る

   

○シロの家の玄関 前(夜)

   ヨルが黒い服を着て玄関前で立っている 

   ドアが開く

   黄色い服を着たシロが、ヨルとぶつかる

 

  × × ×

   星空を一瞬映す

  × × ×

   ヨルはいなくなっている

   配達の人がいて、シロに商品を渡している。

   

    

 

   

ホシノカオリHP

Kaori Hoshino

0コメント

  • 1000 / 1000